一石を投じる
「一石を投じる」という言葉は、政治やスポーツ、文学など様々な場面で使われる言葉ですね。影響力がある人が「一石を投じる」と世間的にも反響が非常に大きくなります。
よく使われる「一石を投じる」という言葉ですが、その由来や正確な意味は意外に知られていないかもしれません。正しく知っておきたいですね。
この記事では「一石を投じる」の意味や使い方などを解説します。
一石を投じるの意味とは
「一石を投じる」の意味は「ある事柄について、世間の反響や波紋を呼ぶような問題や意見を投げかけること」です。
今までは当たり前だと思われていたことに対して、違う意見を投げかけることによって組織などの体制が変わっていくことはこれまでの日本でもよくありました。まさにそれは誰かが「一石を投じた」結果ですね。
「一石を投じる」の由来は、石を水に投げ込むと波紋が生じて広がっていくことにあります。
石の代わりに、意見を投げかけたり、問題提起をしたりすることで、世間という水面に反響と波紋が広がっていくことを表しています。

一石を投じるを使った文章・例文
- 硬直化して形骸化した組織を変えるためには誰かが一石を投じる必要がある。しかし、保身に全力を傾けてしまっている今の役員ではそんなことができる人は誰もいないだろう。
- 今回の選挙では僕は負ける。でも、選挙自体が意味をなさなくなってしまった現状に一石を投じるために出馬するだけでもきっと意味があるのだろう。
- コミュニケーション能力だけがもてはやされる世の中に一石を投じるために、今回は私が壇上に上がって演説しよう。