反りが合わない
「反りが合わない」という言葉について解説します。
日常に限らず映画・ドラマなど作品などで「あの二人はどうも反りが合わないみたいで」なんてセリフを聞いたことが一度はあると思います。
なんとなく意味は分かるものの、改めて調べたりしたことがある方はあまり多くはないかもしれません。
ここでは、そんな反りが合わないという言葉の意味や使い方などを紹介していきますのでしっかりと整理して把握してみましょう。
ぜひ最後までご覧になってみてください。

反りが合わないの意味とは
反りが合わないとは「(考え方や性格の違いから)気心があわない」という意味の言葉になっています。
表記として「そりが合わない」とも書き、反りが合わない・そりが合わないどちらでも良いようです。
これは元々は刀の峰の反っている部分(反り)と、鞘の曲がり具合が同じでないと刀を上手く収めることができないことからきており、それが人間関係に当てはめられて使われるようになった言われています。
逆に、気心が合うことを「反りが合う」と使います。
馬が合わない
反りが合わないとほぼ同じ意味で使われるのがこの「馬が合わない」です。
意味は「好みや考え方が合わない」となります。
使い分けをするとしたら、反りが合わないは性質そのものを指す場合、馬が合わないは趣味・嗜好などの相性を指す場合となりそうです。
折が合わないは誤用?
折が合わないという言葉を見かけることがありますが、これは反りが合わないの言い間違えや、折り合いが悪い、折り合いがつかないと混同した使い方のようです。
ちなみに折り合いが悪いの意味は「人と人との仲が悪い」という意味で、反りが合わないの類語として挙げられる言葉となります。
反りが合わないの使い方・例文
- 反りが合わないと思われていた二人に、思いもしない共通点があって意気投合した。
- どうもあの人とは反りが合わないようだ。