足洗う
「足洗う」という言葉は、映画や小説などでよく使われる表現ですね。人生をやり直すシーンや悪友との付き合いをやめる場面などで使われることがあります。
「足洗う」はよく聞く言葉ですが、その語源などは意外に知られていません。この機会に知っておいてくださいね。
この記事では「足洗う」の意味や使い方などを紹介します。
足洗うの意味とは
「足洗う」には「悪友との付き合いから抜ける」「好ましくない生活をやめる」「仕事をやめる」などの意味があります。
よく見かける使い方は、悪事を働いていた人が「足を洗って」まじめに働くことを表現する使い方ですね。
「足洗う」の語源は仏教にあります。
仏教の僧侶が裸足で修行に行った後には、寺に入る前に足を洗って泥を落とします。
これが俗世の煩悩を振り払って洗い清める意味を持っていたことから、「足洗う」という表現が悪事をやめること、悪友との付き合いから抜けることを意味するようになったのです。
なお、最近ではこの意味から転じて、悪いものではなかったとしても、仕事をやめること自体を「足洗う」で表現することもあります。

足洗うを使った文章・例文
- 結婚してから競馬にはまってしまい借金が膨らんだ。妻にも愛想を尽かされてしまったが、もう一度足を洗ってやり直すことはできないだろうか。
- 高校卒業してからずっと悪事に身を染めていたのだが、本当に守りたい人ができたことをきっかけに足を洗ってそれ以来真面目に働いている。
- 悪友との付き合いから足を洗うように親友に言い続けているのだが、なかなか抜けられずに本人も苦しんでいる。