所詮
「所詮(しょせん)」という言葉について解説します。
「所詮、そんなことをしても無駄だ」「所詮、考え方が違う」といったように使われるこの「所詮」という言葉ですが、みなさんはこの言葉の意味をちゃんと把握しているでしょうか。
なんとなく意味は分かっているものの、調べたりしたことはないという方も多いと思います。
ここでは「所詮」という言葉の読み方、意味や使い方を紹介していきます。
ぜひ最後までご覧になって、しっかりと整理して理解してみてください。
所詮(しょせん)の意味とは
所詮とは「最後に落ち着くところ」「どうこういっても結局は」「つまるところ」といった意味を持つ言葉で、多くは否定的な意味を伴って使われる事が多くなっています。
読み方は「しょせん」です。
ということで、「所詮、そんなことをしても無駄だ」は、「つまるところ何をしても無駄だ」という意味になり、「所詮、考え方が違う」は、「どんなことをしたって結局は考え方が違う」という意味になります。
否定的な意味を伴って使われることが多いので、気安く使うと相手に不快感を与えてしまうので注意してください。
また、注意点として読み方は「いわゆる」ではなく「しょせん」です。漢字が「所謂(いわゆる)」と「所詮(しょせん)」で似ているため混同してしまうことが多いようです。この点も気をつけてください。
所詮の使い方・例文
- 人から所詮、無駄な努力だと言われても、自分だけは自分を信じないと夢は叶わない。
- 力がない人が正義を叫んでも、所詮、負け犬の遠吠えだ。