贔屓の引き倒し
「贔屓の引き倒し」という言葉の意味や使い方について解説します。
主に「贔屓的な行為をやりすぎると、かえってその人が迷惑を被る。」といった意味を持つ言葉ですが、皆さんは聞いたことがあるでしょうか。
難しい言い回しで、日常生活で自然と使用する場面は少ないかもしれません。
今回は、そんな「贔屓の引き倒し」について詳しく解説するので、この機会に深く知っていきましょう。
贔屓の引き倒しの意味とは
贔屓の引き倒しとは「贔屓的な行為をやりすぎることで、かえってその人が不利になったり迷惑をこうむったりすること。」という意味を持つ言葉です。
贔屓とはもともと、中国語で「力を出す。努力をする。」といった意味を持ちます。
この中の「力を出す。」が転じて、日本では「特別扱いをする。」といった意味合いで使用されるようになりました。
また、「贔屓」という漢字は昔、「ひき」とも読んでいたため、その読み方とかけて「贔屓の引き倒し」という言葉になったとされています。
ちなみに、この「贔屓の引き倒し」と似た言葉に「甲張り強くして家押し倒す」があります。
甲張り強くして家押し倒すとは「良かれと思って行ったことでも、度を超せばかえって悪い結果となってしまう。」といった意味を持つ言葉です。
甲張りとは、家が倒れないようにするために取り付けるつっかえ棒のことを指します。
このつっかえ棒が強すぎて、反対に家を押し倒してしまうという意味からこの言葉ができたとされています。
贔屓の引き倒しを使った文章・例文
- 会長の息子だからといって過度に甘やかすと、贔屓の引き倒しになってしまうよ。