貧乏暇なし
皆さんは、「貧乏暇なし(びんぼうひまなし)」という言葉をご存知でしょうか。
故事成語の一つなので、見聞きしたことのある方も多くいらっしゃると思います。
この記事では、「貧乏暇なし」の意味を解説させていただきます。
貧乏暇なしの意味とは
「貧乏暇なし(びんぼうひまなし)」とは、「貧乏人は生活に追われて朝から晩まで働かなければならず、時間に余裕が無い」という意味の言葉です。時間の余裕が無いことへの言い訳や、謙遜の言葉として使われることもあります。
まれに貧乏暇なしを「貧乏人暇なし」と使う人がいますが、これは間違いです。「貧乏人の子沢山(びんぼうにんのこだくさん)」と混同されがちなので、注意が必要です。
人は貧乏になってしまうと、生活費を稼ぐ為に仕事を増やしたりして時間の余裕を持てなくなってしまいます。生活費だけで手いっぱいになってしまうことも多くなりますが、そこから少しでも蓄えを作って勉強などに回し、豊かな人生を得られるよう努力すべきだという考えの一つでもあります。
「貧乏暇なし」という言葉が付きまとう人生にならないよう、努力と注意が必要です。

貧乏暇なしを使った文章・例文
ここで、「貧乏暇なし(びんぼうひまなし)」を使った例文をご紹介します。
1.毎日毎日仕事や残業、家事に追われて、正に貧乏暇なしという言葉が相応しい。
2.貧乏暇なしと言うように、彼は座って食事もできないくらい慌ただしい生活をしている。
3.たまには旅行に行きたいとも思うが、貧乏暇なしというヤツだ。