ペンは剣よりも強し
「ペンは剣よりも強し」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
学問と関係が深い言葉のため、学校で教わる機会も多い言葉ですが、みなさんは正しい意味をご存知でしょうか。実は多くの場合、本来の意味とは違った意味で用いられているのです。
社会を生きる上でとても重要な言葉のため、知らない方は是非知っておきたいことわざになります。
ここではそんな「ペンは剣よりも強し」ということわざについて、意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。
ペンは剣よりも強しの意味とは
ペンは剣よりも強しとは、主に「政府などの圧力による影響を受けない独立した報道機関が備える情報伝達力は、武力に訴えるよりも遥かに大きな力となる」という意味で用いられています。
本来は19世紀の戯曲(演劇の台本)の中の一節で、署名するだけで執行できる処刑や逮捕の礼状を持ち歩く権力者は、どんな武器を持っている者よりも強いとする意味の言葉でしたが、そこから転じて、剣を振るうよりも、本を書いたり意見を発信した方が良いという「学問や言論は腕っぷしよりも役に立つ」という意味合いで用いられるようになったとされています。
ペンは剣よりも強しを使った文章・例文
- SNSが浸透した今、警察や政府の隠蔽工作は有志の一般人の情報発信の前にいとも容易く打ち破られる。これぞ本当のペンは剣よりも強しだ。
- 武力に訴えることしか知らないテロリストたちは、ペンは剣よりも強しという言葉を知る機会すらなかったのだろう。
- ペンは剣より強しを志したユーチューバーが、情報操作を行ったとしてアカウントを凍結された。