目は口ほどに物を言う
「目は口ほどに物を言う」という言葉をご存知でしょうか?
ニュースやコラムなどで見聞きしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
では、いったいどういう意味なのでしょうか。
今回は「目は口ほどに物を言う」について解説します。
目は口ほどに物を言うの意味とは
「目は口ほどに物を言う」とは、言葉に出さなくても、目つきを見れば心情を伝えることができる、という意味のことわざです。また、本心とは違うことを言葉に出していても、目つきを見れば偽らざる本心が見える、という意味でもあります。
一般的に、人の視線というものは、自分でコントロールしづらいものだといわれています。例えば、嘘をつくときに目が泳ぐとか、考え事をしているとつい視線が斜め上を見るとか、そういう経験は誰しもにあると思います。つまり目は、その人の心理状態を如実に表しているのです。そのことが昔からことわざとして言い伝えらているのですね。
このことわざの語源は古く、江戸時代中期の川柳集『誹風柳多留拾遺』に「気があれは 目も口ほとに ものをいひ」という一首が収録されています。
「目は口ほどに物を言う」の類義語
「目は口ほどに物を言う」の類義語には以下のようなものが挙げられます。
・目は心の鏡
【意味】目は、その人の心の善し悪しが現れるということ。
【例文】目は心の鏡というが、君のまっすぐな眼差しを見ていると本当にそう思うよ。
・成るか成らぬか目元で知れる
【意味】イエスかノーかは目を見れば分かる。
【例文】なるかならぬか目元で知れるという言葉通り、プロポーズの返事は目を見れば明らかだった。
目は口ほどに物を言うを使った文章・例文
1.嘘をつくんじゃない。目は口ほどに物を言うというが、君は本当に分かりやすいな。
2.目は口ほどに物を言うというように、相手の視線を観察すると、その心理を読み解くことができます。