「論語読みの論語知らず」とは?意味や使い方を解説!

「論語読みの論語知らず」ということわざを一度は耳にしたことがあると思います。覚えておくととても便利な言葉です。今回は「論語読みの論語知らず」の意味・使い方・例文などを紹介します。

目次

  1. 論語読みの論語知らず
  2. 論語読みの論語知らずの意味とは
  3. 論語読みの論語知らずを使った文章・例文

論語読みの論語知らず

皆さんは「論語読みの論語知らず」という言葉をご存知でしょうか。

論語を読んでいるのに論語を知らない?なんだかおかしな言葉ですね。
この場合の「知る」という言葉には、単に知識を得るというだけではない深い意味があるのです。

今回は「論語読みの論語知らず」という言葉について詳しく解説します。

論語読みの論語知らずの意味とは

論語読みの論語知らずとは「書物を読んでいてその言葉を理解しているのに、それを実践していないこと。また、そういう人を皮肉る言葉」という意味です。

そもそも論語とは、儒教の基礎となる書物です。
儒教の開祖である孔子とその高弟の言動を、死後に弟子たちが書き記してまとめた書です。
「孟子」「大学」「中庸」とともに、朱子学の「四書」の一つとされています。

気をつけなければいけないのは、言葉では「論語『知らず』」と言っているにもかかわらず、その内容は「理解している」という意味になる点です。
知識として理解しているだけではだめで、それを実践できなければ「知らず」を脱却することはできない。表面上しか見ていないのと何も変わらないということなのです。

本だけ読んで表面上だけ分かった気になる。心当たりのある人は少なくないでしょう。
「論語」のような人の心構えを説いた本に限らず、技術書や料理のレシピなどの実用書でも同じことです。
読んで知識を身に着け、実践してみなければ、実際にスキルとして自分の物にすることはできませんよね。

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論語読みの論語知らずを使った文章・例文

  1. あの人は資格は持っているが、業務に生かせたことはない。まさに論語読みの論語知らずだ。
  2. 友人は専門書をたくさん持っているが、論語読みの論語知らずで全く使いこなせていない。

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