襟を正す
皆さんは「襟を正す」という言葉をご存知でしょうか。
「えりをただす」という読み方だと分かれば、ピンとくる方も多いでしょう。
ビジネスシーンにも関係の深い言葉です。
襟を正す意味とは
襟を正すとは「姿勢や服装をきちんと正す」「緩んだ気持ちを引き締めて物事に当たる」という意味です。
読み方は「えりをただす」です。
重要な会議やプレゼンなどに臨む際に、スーツの襟の歪みを直す癖がある人もいるのではないでしょうか。
他にも袖のカフスを付け直したり、ネクタイの結び目を調整したりなど、人前に出て評価されることをする前にちょっとした服装の乱れを直すことが手癖のようになっている人は多いと思われます。
このような行動によって他の人の印象が良くなるのはもちろんですが、自分自身の気持ちの乱れを引き締め気合を入れる効果もあります。
「服装の乱れは気持ちの乱れ」という言葉もある通り、身だしなみと内面は密接な関係にあるのです。
また、「姿勢を正す」ことにも同じ効果があります。
背筋を伸ばし筋肉を引き締めまっすぐ立つことによって、心の内にも緊張感が生まれ気持ちが切り替わるのです。
「襟を正す」という言葉が直接的に表す動作自体は、ここまでに列挙した例の中の一つにすぎません。
しかし「気持ちを切り替え引き締める」ということへの比喩表現として用いられており、上記の例全てを指す言葉でもあるのです。
襟を正すの使い方・例文
- 朝礼で上司からの訓戒を聞き、思わず襟を正した。
- ビジネス上のキーパーソンとなる人が客として訪れたので、襟を正して迎えた。