規矩
皆さんは「規矩」という言葉をご存知でしょうか。
あまり日常的に見かける言葉ではなく、読み方や意味が分からない方が多いのではないでしょうか。
今回は「規矩」という言葉について詳しく解説します。
規矩の意味とは
規矩とは「コンパスとさしがね。転じて、物の寸法や形。」「考え方や行動の基準となるもの。規則。手本。」という意味です。
読み方は「きく」です。
「規」という漢字は「規則」などのように「決まり事」「正す」などの意味で使われることが多いですが、おおもとの意味は「コンパス」であるようです。
一方の「矩」は「さしがね」、L字型の定規のことを指す漢字です。
音読みは「く」、訓読みは「さしがね」「のり」です。
どちらも、物を測ったり製図をしたりといった用途に用いる道具を意味する漢字です。
そこから転じて、物事の基準、手本となるものという意味でも「規矩」という言葉が使われるようになりました。
「矩」という漢字が常用外であることから、日常ではあまり見かけない言葉です。
どちらかというと建築などの分野において、一つ目の意味で使われることが多い言葉です。
特に、さしがねやコンパスなどのみを用いて木材を採寸・加工し、複雑な部材を切り出す手法を「規矩術」または「規矩法」といいます。
機械化される以前の伝統的な建築技術で、日本では1000年以上の歴史があります。
規矩を使った文章・例
- 近所の寺で改修工事があり、規矩法によって複雑な形の部材が作られるのを見せてもらった。
- 先人の教えを規矩として、行動を自制している。