肉薄
皆さんは「肉薄」という言葉をご存知でしょうか。
マラソンなどのスポーツシーンでよく見る言葉というイメージです。
実は読み方が二通り存在し、どちらの読み方で読むかによって意味が異なります。
誤読を防ぐためにも、きちんと覚えておきましょう。
今回は「肉薄」という言葉について詳しく解説します。
肉薄の意味とは
肉薄という熟語には二つの読み方があり、意味も変わってきます。
まず「にくはく」と読む場合は以下の意味になります。
- 身をもって敵陣に迫ること
- スポーツの競技などで、僅差まで追い詰めること
- 鋭く問い詰めること
いずれも「紙一重で勝敗が決まるほど、ギリギリまで追い詰める」といったようなニュアンスの意味であることが分かります。
「肉迫」という熟語は同じ「にくはく」という読みで意味も同じになりますが、「肉薄」の表記の方が一般的です。
この場合の「薄」という漢字は「迫る。近づく。」という意味であり、同じ意味の用例としては「薄暮」などがあります。
「肉」は「肉体」であり、「肉薄」で「体が触れ合うほど近づく」という意味になります。
元々は「体が触れ合うほど密集した集団で敵に詰め寄る」という意味で、戦争や合戦の多かった時代ならではの言葉だったと言えます。
もう一つの読み方は「にくうす」で、こちらの場合は「肉が薄い。痩せている。」「物の厚みが薄い」という意味になります。
肉薄の使い方・例文
- そのランナーは順位を上げ続け、ついにトップ集団に肉薄した。
- 軍隊は長い行軍を終えて敵地に肉薄した。