事切れる
「事切れる」と言う言葉について解説します。
「駆けつけた時には、すでに事切れていた。」「この気持ちはもう事切れてる」といった使い方をするこの言葉。
みなさんはこの「事切れる」と言う言葉をご存知でしょうか?
正直、普段使いするような言葉ではないので、あまり馴染みがなく聞いた事はあるけれど使ったことはない!なんて人が多いのではないでしょうか。
小説ではよく用いられている様に思う、死にゆく者を表現したこの言葉。
ここで一度、どんな意味なのか再確認してみましょう。
ということで、ここではそんな事切れるという言葉について、意味や使い方・読み方を紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき整理・理解してみてください。
事切れる(こときれる)の意味とは
事切れる(読み方・こときれる)とは「命あるものが、死ぬ事。息絶える事。命終わる事。あるいは、事が終わる際に使用される言葉。」という意味の言葉となっています。
普段使いしないので、あまり聞き覚えがないって人も多いかもしれないこの言葉「事切れる」。
命終わる、息絶える、死んでしまう、と言った意味で使用します。
生きている状態から物理的に、生命に必要な身体的状の機能を失う事、「死」です。
書物などには、この言葉がよく用いられていますが物事が終わる意を表した意として、平安後期に使用されており、この「事切れる」という言葉の派生が「息絶える」という言葉になっています。
小説などで用いられたり、ドラマの台詞にも使われていることがあり、
「私が着いた時には、すでに死んでいました・・・」といったセリフを【事切れる】に置き換えると
「私が着いた頃には、すでに事切れていました・・・」となります。
不思議にも、言葉が違うだけでセリフの印象が変わると思いませんか?
安易に使いがちな「死ぬ」という言葉。
悲しみを表現する言葉として「事切れる」と言う言葉に変えるのも悪いことではないと思います。
命あるもの、やがて終わる時が来ます。
事切れてしまう前に、やりたい事をすべて叶えられる、そんな人生でありたいですね。
事切れるの使い方・例文
・「救急搬送された患者は、病院についたころには、すでに事切れていた。」
・「私の夢はすでに事切れてる」