アップアップ
皆さんは「アップアップ」という言葉をご存知でしょうか。
「あっぷあっぷしている」というように溺れている様子を表す言葉ですが、溺れているかのように余裕がない人を表す比喩でもあります。
今回は「アップアップ」という言葉について詳しく解説します。
アップアップの意味とは
アップアップとは「水に溺れかけて必死にもがいている様子」という意味で、そこからの連想として「物事がうまくいかず、溺れかけている人のように余裕が無く逼迫して振り回されている様子」という意味で使われることが多いです。
平仮名で「あっぷあっぷ」とも書きます。
「アップアップ状態」「アップアップする」などのような使い方をします。
水に溺れかけている人が水面から必死に顔を出して呼吸をしようとしている様子をオノマトペ(擬音)的に表した言葉です。
比喩として使われる場合は、金銭的に余裕が無くやりくりに追われているとか、仕事があまりにも忙しく必死に片づけても手が回らないなどの様子を表すのに使われます。
同じような意味の言葉に「てんてこ舞い」「きりきり舞い」などがあります。
「アップアップする」の来歴は東京方言と呼ばれるものの一つという説があります。
「東京方言」とは標準語とは違う「東京という地方」の独特な方言で、大きく分類すると「山の手言葉」と「江戸言葉」があります。
アップアップの使い方・例文
- 年末に向けて総決算の仕事が立て込んでしまい、もうアップアップだ。
- 今月はカードでの買い物が多かったので、気がつくと支払いがかさみアップアップ状態になっていた。