矢面
「矢面(やおもて)」という言葉は、「矢面に立つ」という表現でなじみのある人が多いと思います。
「矢面」は聞く機会が多い言葉ながら、その語源などは知らない人も多いのでこの機会に知っておいてくださいね。また、読み方も難しいので確認してください。
この記事では「矢面」の意味や使い方などを解説します。

矢面の意味とは
「矢面」の読み方は「やおもて」です。
「矢面」の意味は「非難や質問、抗議などを受ける立場」です。
「矢面に立つ」という言葉で使われることが多いと思います。
ビジネスの場や日常会話など様々な場面で使われる言葉です。
「矢面」の語源は、書いて字の通り「矢が飛んでくる正面」のこと。自分たちへの攻撃や非難が降りかかってくるのを真正面から受けることを「矢面に立つ」というのです。
例えば、組織の中で大きなミスや外部に迷惑をかける事態が起きた時に、ほとんどの社員は直接の非難を浴びることはありませんが、「矢面に立つ」人は組織の代表として峻烈な非難にさらされることになります。
なお、「矢面」は読み方が難しく、誤読しやすいので気を付けてください。
矢面の使い方・例文
- 今回の騒動は我が社始まって以来の大騒動だ。マスコミやクライアントからは徹底的に非難されることがわかっているから、矢面に立つ部長級の職員は本当に辛いだろう。
- 他の人が矢面に立たないというのであれば、できれば避けたいが私が出るしかないのだろうか。
- 皆が嫌がる場面で自ら矢面に立つような人は、部下からの信頼も非常に厚い場合が多い。