陥る
「陥る(おちいる)」という言葉について解説します。
「相手の術中に陥る」「絶不調に陥る」といった感じで使われる言葉ですが、みなさんも見聞きしたこと、使ったことが一度はあると思います。
おおよその意味はご存知だと思いますが、実はこの「陥る」という言葉は辞書を引くと沢山の意味が並んでいます。
ここでは、そんな「陥る」という言葉について、意味や使い方・例文を紹介していきますので、一度整理して把握してみてください。
意外と知らなかった意味なんかも見つかるかもしれませんよ。

陥る(おちいる)の意味とは
陥る(おちいる)は
- へこんだところに落ちて中に入る「穴に陥る」
- 計略にひっかかる「相手の術中に陥る」
- 望ましくない状態になる「ジレンマに陥る」
- 攻め落とされる、陥落する「城が陥る」
- 平らなところがへこんでくぼむ、落ちこむ「目の周りが陥る」
- 死ぬ、息を引き取る「いつ陥りあそばすかもしれない」
現代の日常では2と3の意味で使われることがほとんどだと思いますが、他にも様々な意味を持っているので、押さえておくといいかもしれません。
ちなみに、5と6の意味での使い方は少し古い言い回し、堅い言い回しなので使う場合には注意が必要です。
陥るの使い方・例文
- 一度スランプに陥ってしまうと、抜け出すのは並大抵のことではない。
- 思考停止に陥ってしまった結果、争いや戦争が始まるのかもしれない。
- この私が、こんなあからさまな敵の罠に陥るとは、油断以外の何物でもない。