「退位」とは?意味や使い方を解説します!

「退位」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「退位」について解説します。

目次

  1. 退位
  2. 退位の意味とは
  3. 退位の使い方・例文

退位

皆さんは「退位(たいい)」という言葉をご存知でしょうか。

平成から令和へ移り変わるにあたり、数百年ぶりに起こった「退位」。
新しい時代を生きるにあたって、その意味をぜひとも知っておきでしょう。

退位の意味とは

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退位とは「一国の君主が位を退くこと」という意味です。
読み方は「たいい」です。

明治から昭和までの天皇陛下は、崩御(死去)によって皇太子が次期天皇となるという形で位を継承していました。
この場合は「退位」とは言わないので、この期間の日本では「退位」は起こらなかったということになります。

しかし、平成の時代に天皇陛下がご存命の間に位を退く「生前退位」を表明したことで大きな話題を呼びました。
議論を重ねた結果、平成31年4月30日に天皇陛下が生前退位を実現することで平成の時代が終わり、皇太子殿下が新たな天皇陛下となることで令和の時代が始まりました。

「生前退位」という言葉は、「死」を基準とした言い方であることから、本来は無礼な言葉であるという意見もあります。
この場合、より適切なのは君主の高齢化や健康上の理由で次代に位を譲る「譲位」です。

殊更に「退位」を使う必要があるのは、国家制度そのものが終焉して後継者が絶えた時、あるいは政敵との抗争に敗れ位を明け渡さねばならない時などです。
陛下が責務を果たすことに限界を感じたという平成の事例では「譲位」の方がより適切と言えるでしょう。

退位の使い方・例文

  1. この春に行われた、天皇陛下の退位の式典を見た。
  2. 退位によって天皇が代替わりするのは、いったい何年ぶりなのだろうか。

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