路銀
皆さんは「路銀」という言葉をご存知でしょうか。
あまり聞かなくなりましたが、今でも一般的に使える言葉です。
読み方や意味、由来など、詳しく解説します。
路銀の使い方・例文
路銀とは「旅をするのに必要な費用。旅費。」という意味です。
読み方は「ろぎん」です。
なぜ「金」ではなく「銀」なのかというと、昔の日本では銀本位制が採用されていたからです。
銀本位制とは銀を基準とした貨幣制度のことで、銀の価値によって貨幣の価値が決まる制度です。
「銀行」などの言葉にもその名残が見えます。
他にも、「ろきん」より「ろぎん」の方が発音しやすい読み方である、銀は貨幣として実際に流通する歴史が長いため身近であった、などの理由も挙げることができます。
また「路銀」が旅に使うお金である以上、慣れない土地で持ち歩かなければならないという性質があります。
交通費や宿泊費、食事にお土産と、複数の場所で細かく使う必要もあります。
そのために向いているのは少量で価値の高い金ではなく、価値は低いが扱いやすい銀であると考えることもできます。
現代に例えれば、旅行中に管理しやすいのは一万円札1枚より千円札10枚の方である、というイメージです。
身分に関係ない広い層にとっての娯楽だった「旅」にまつわるお金なので、庶民により親しみ深い「銀」で定着した言葉が「路銀」だったのかもしれませんね。
路銀の意味とは
- 今日の旅行のために、節約して路銀をねん出した。
- 路銀は十分に用意したので、予定外の出費にも対処可能だ。