埒が明かない
皆さんは「埒が明かない」という言葉をご存知でしょうか。
たとえば何かトラブルなどが起こって解決のために動いても、関係者とやり取りが食い違い話にならない。そんなときに使う言葉です。
今回は「埒が明かない」という言葉について詳しく解説します。
埒が明かないの意味とは
埒が明かないとは「物事がいつまでたっても解決しないこと。話にならないこと。」という意味です。
以前は「解決する」という意味の肯定形「埒が明く」となっていましたが、現在では否定形で使われることがほとんどです。
「埒」は「らち」と読みます。
意味としては、馬場(乗馬などをするための広場)を囲っておく柵を指す言葉で、そこから転じて「物事の区切り」という意味になっています。
柵が外されなければ馬が出てこられないのでいつまでも物事が進展しない、ということをたとえたのが「埒が明かない」です。
「埒」を使った言葉として、「道に外れている様子」を表す「不埒」があります。
しかし「埒が開かない」ではなく「埒が明かない」という漢字表記になっている理由ははっきりしていません。
「柵が開く」ことによって「光が差し込む」ことをイメージしているのでしょうか?
暗雲立ち込めて閉塞的な空間の中にいるように物事が進展しないのが「埒が明かない」なので、それが「明るくなる」ことで解決方法を見出し「埒が明く」ということかと思われます。
埒が明かないを使った文章・例
- 案件の進捗について確認したくて担当者に連絡を取ったが、あちこちへ話が飛んで埒が明かない。
- 審判に今のプレーはエラーだと抗議しても埒が明かないので、ビデオ判定を希望した。