礼賛
皆さんは「礼讃」という言葉をご存知でしょうか。
つい「れいさん」と読んでしまいがちですが、正しい読み方は「らいさん」なのです。
意味は、漢字を見れば何となく分かるかもしれませんね。
今回は「礼讃」という言葉について詳しく解説します。

礼賛の意味とは
礼賛とは「素晴らしいものとしてほめたたえること。ありがたく思うこと。」という意味です。
読み方は「らいさん」です。「礼讃」とも書きます。
仏教の用語として「仏・法・僧の三宝を礼拝し、その功徳を称え敬うこと」という意味もあります。
「仏・法・僧」の「仏」はその文字通りの仏様、もっと詳しく言うと「悟りを開いた人」のことです。「法」は「仏」が説いた教えのこと、「僧」は「法」に従って悟りを開くことを目指し修行する人や集団のことを指します。
それらを仏教の世界における三つの宝、すなわち「三宝」といいます。
この「三宝」を敬い、積み重ねた修行のありがたみやもたらす恵みをほめたたえることを「礼賛」というのです。
類語に「称賛」「賛美」などがあります。
「称賛」は「しょうさん」と読み、主に「人の行動」をほめたたえることに使われる言葉です。「賞讃」「称讃」などの漢字表記もあります。
「賛美」は、「さんび」と読みます。偉大なものを称え敬う際に使われる言葉です。「讃美」とも書きます。
礼賛を使った文章・例
- 年代を経た文化財を巡っていると、先人の偉業について礼賛せずにはいられない。
- その式典は、偉大な指導者の成し遂げた業績を礼賛する良い機会となった。