小生
「小生」という言葉の意味や使い方について解説します。
この「小生」という言葉は、手紙や純文学作品の中などで使用されることが多いです。
口語として使用されることはあまりありません。
男性がへりくだって自分のことを言う言葉になりますが、使用には注意が必要です。
ビジネスの場で、上司や取引先などに送るメールの中で使用すると、横柄な発言だと捉えられかねません。
今回は、そんな「小生」について詳しく解説するので、この機会に深く知っていきましょう。
小生の意味とは
小生(しょうせい)とは「一人称の一つ。手紙の文中などで男性が自分のことをへりくだって言う言葉。わたくし。」という意味になります。
よく、純文学作品の作中人物が書いた手紙の文章などに「小生もつつがなく日々を送っております。」といった表現で用いられます。
通常、この「小生」という言葉は、自分と同等にある立場の人間か、目下の人間に対して使用されるものとされています。
したがって、ビジネスの場において、上司に対し「本日、小生は熱が下がらないため会社を休みます。」といった表現を用いると失礼にあたり、横柄な言動と捉えられかねないので注意が必要です。

小生を使った文章・例文
- 小生は、相変わらず元気で過ごしております。
- 小生の幼い頃は、今のようにおもちゃがなかったので、母が作ったお手玉で遊んでいた。
- 小生は、文章を作るのが苦手で、周りにメールが読みにくいとよく言われる。
- 何か質問や要望がある場合は、小生まで申し付けてほしい。