かしましい
「かしましい」という言葉をご存知でしょうか?
昭和の女性漫才トリオ「かしまし娘」が、「♪ウチら陽気なかしまし娘」なんて歌っていたのは今は昔。
若者には馴染みのない言葉かもしれませんね。
今回は、そんな「かしましい」について解説します。

かしましいの意味とは
「かしましい」とは、「耳障りでうるさいこと、やかましい」という意味です。
漢字では「姦しい」と書きます。「姦しい」という漢字が「女」がみっつ重なっていることから、「女三人寄れば姦しい」ということわざが生まれました。
「女三人寄れば姦しい」とは、女性はおしゃべりだから、3人もいたらうるさくてかなわないという意味です。
「女三人寄れば姦しい」の類似のことわざ
以下に、類似したことわざを挙げます。
- 女三人寄ると富士の山でも言い崩す
- 女三人寄れば市をなす
- 女三人寄れば囲炉裏の灰飛ぶ
- 女三人寄れば着物の噂する
かしましいの類語
「かしましい」の類語には以下のようなものが挙げられます。
・やかましい(喧しい)
【例文】あちらこちらで騒音がひっきりなしに鳴り響き、やかましいことこのうえない。
・かまびすしい(喧しい)
【例文】今日も今日とて、井戸端会議に花が咲き、ぴーちくぱーちくかまびすしい。
・そうぞうしい(騒々しい)
【例文】騒々しい音を立てて列車がホームに滑り込んできた。
・にぎやか(賑やか)
【例文】村人総出のお祭りは、お囃子の音もにぎやかに始まった。
かしましいの使い方・例文
1.女子高の昼休みともなれば、少女たちのおしゃべりの声がかしましいものだ。
2.「女三人寄れば姦しい」とはよく言うが、うちの嫁はひとりだってかしましい。