後生
「後生(こうせい)」という言葉の意味や使い方について解説します。
この「後生」という言葉は、仏教における考え方で「来世」や「死後の生」といった意味を持ちます。
また、他にも複数の意味があるので、この機会に「後生」について詳しく知っていきましょう。
後生の意味とは
「後生」という言葉の意味は大きく分けて3つあります。
まず、1つ目の意味は「仏教における考え方で、後から生まれること。来世で生まれ変わること。生まれ変わった世。死後の生。」となります。
使い方としては、生まれ変わった世での安楽を願うという意味で「後生を願う」といった表現をします。
次に、2つ目は「自分より年の少ない者。後輩。後進。」という意味になります。
使い方としては、自分の立場を脅かしかねないような優れた後輩などに対して「後生、恐るべし」といった表現をします。
そして、3つ目は「人に対して哀願する際に使用する言葉。」という意味になります。
使い方としては、「後生だからやめてくれ」といった表現をします。
また、後生が入った四文字熟語に「後生一生」があります。
後生一生とは「現世にも来世にもただ一度きりのこと。一生に一度。」という意味になり、人に対して懇願する際に使用される言葉になります。
使い方としては、一生に一度のお願いという意味で「後生一生のお願い」といった表現になります。

後生を使った文章・例文
- 金にだらしない後輩に、後生一生のお願いだから十万円貸してくれと哀願されたが、金を無心されたのはこれで五度目だ。