かまける
皆さんは、「かまける」という言葉をご存知でしょうか。
「遊びにかまける」「忙しさにかまけて」など、日常的に使われるフレーズなので、見聞きしたことのある方がほとんどだと思います。
この記事では、「かまける」の意味を解説させていただきます。

かまけるの意味とは
「かまける」とは、「あることだけに気を取られて、他のことをおざなりにする」「愚痴を言う」「心が動く、感心する」という意味です。
ほとんどの場合は、何かに気を取られ他のことをおざなりにするという意味で使われています。
また、かまけるという言葉は「怠ける」という意味で「すっかりかまけてしまった」などという使い方をされることもありますが、これは間違った使い方です。
「仕事にかまけて上手く誘いを断った」と言い訳の意味で「かまける」を使う人もいますが、これは間違いです。
正しくは、「仕事にかまけて誘いを忘れていた」など、何かに集中してしまい他の物事を忘れる、おざなりにするという意味が正しい使い方です。
「かまける」は方言の一つでもあり、長野県や岐阜県の辺りでは「愚痴を言う」「何かに夢中になる」という意味で「かまける」と言うことがあります。
かまける自体は標準語ですが、同じ発音で意味の違う方言にもなっているので、どちらの意味で使われているのかしっかり見定めましょう。
かまけるの使い方・例文
ここで、「かまける」を使った例文をご紹介します。
1.忙しさにかまけるあまり、子供の誕生日を忘れていた。
2.忙しさにかまけるばかりの人生はやめて、趣味に時間を割いてみたい。