美味
皆さんは「美味(びみ)」という言葉をご存知でしょうか。
おそらく多くの方が知っている、食べ物や飲食店の広告には溢れている言葉でしょう。
しかし、なぜ「美しい味」と書いて「美味」なのでしょうか?
今回は「美味」という言葉について詳しく解説します。

美味の意味とは
美味とは「うまい味。おいしい味。食べ物がおいしい様子。」という意味です。
読み方は「びみ」です。
また、「美味い」と書いて「うまい」、「美味しい」と書いて「おいしい」とも読みます。いずれも意味を当てた慣用的な読み方です。
美しい味と書いて「美味」です。
食べ物がおいしいことを「美」という漢字で表す表現はこれだけではなく、「美食」「美酒」などもあります。
主に視覚に訴える素晴らしさを表しているように思える「美」ですが、実際の意味はもっと広いです。
たとえば、褒めたたえることを「賛美」といいます。
この言葉は見た目の良さに対してだけでなくあらゆることに使える、ということはみなさんご存知でしょう。
また、子供の頃にいいことをするともらえていた「ごほうび」は、漢字で書くと「ご褒美」になります。
つまり、「美」という漢字の正確な意味は、「褒める、称賛する」ということにあるのです。
単に「美しい」と書くだけでも、その対象は見た目が良いことだけに留まりません。音楽だって香りだって「美しい」と表現できますよね。
感動的な物語を「美しい話、美談」ということもあります。
人の心に訴えかけて称賛の気持ちを起こさせるもの、それが「美しい」ものなのです。
「おいしい」ものだって、当然「美しい」、すなわち「美味」なのです。
美味を使った文章・例文
- この店の料理はたとえようもないほど美味だった。
- 美味しい物を食べた時の感動は何にも勝る。