事情
あらゆる場面で用いられる「事情(じじょう)」は、日本語に必要不可欠な言葉です。
「家庭の事情」や「諸般の事情(諸事情)」、あるいは「業界の事情通」など、その意味の広さから様々な場面で用いられています。
ポピュラーな言葉であるため、知らないと恥ずかしいことになりますので、意味が曖昧な方は、この機会にしっかりと意味を理解しておきましょう。
ここではそんな「事情」について、意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。

事情の意味とは
事情とは、「そうなるに至った経緯」や「理由」、「細かい様子」のことを指します。
物事を始めるきっかけや、逆にやめる際の理由など、様々な理由や経緯などを一言で表す言葉になります。
先にご紹介した「事情通」とは、ジャーナリストや専門家のように、業界のことを深く知っている、知りやすい立場にある人のことを指します。また日常の人間関係においても、多くの情報を知っている人のことを指します。
また、理由や経緯が複雑で、とても説明しきれなかったり、説明することで誤解や争いを生むとみなされる場合に、「諸般の事情により」などと簡潔に説明するために用いられることもあります。
事情の使い方・例文
- 諸事情によりライブは中止しますとだけ説明されたが、そんな説明では到底納得できるわけがない。
- 彼は芸能人の恋愛に関しては業界一の事情通といえるほど凄腕のリポーターだ。
- 他人の家庭の事情に踏み入る気はないが、もしものときの相談役ぐらいにはなれるつもりだ。