昏い
「昏い」という言葉について解説します。
まず、この言葉の読み方を知らないという方は少なくないのではないでしょう。この「昏い」の読み方は「くらい」です。
くらいと言うと普通はこの「暗い」が思い浮かびますし、一般的に使われるのもこの「暗い」のみだと言ってもいいかもしれません。
しかし「くらい過去」のくらいは「昏い」を用いたり、意外と使われる言葉だったりもします。
ここではそんな「昏い」という言葉について解説していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧いただき、きちんと整理・把握してみてください。

昏いの意味とは
昏いの意味として
- 光が弱い、少なくてよく見えない。
- 色彩が黒みがかった感じ。くすんでいる
- 不幸な感じである。人に触れられたくない事情がある(昏い過去)
- その方面、分野の知識が不足している。
- 物事を判断する能力がない。愚かである
暗いと昏いの違いは、暗いは光が少なく見えない状態、昏いはほんのり光がありわずかに見えている状態です。
黄昏という言葉があるようにほんのり明るさがある感じを想像してもいいかもしれません。
昏いの使い方・例文
- あの王様は国のことより自分のことを優先するような昏い人間だ。
- その分野については昏いから他の人に聞いてもらえる?
- 明日は運動会だが、彼女の表情は気のせいか昏い。
- 子供の頃は時間ではなく、昏くなってきたら家に帰るという約束だった。
- 彼女は自分のことをあまり話したがらないが、何か昏い過去でもあるのだろうか。