弱冠
「弱冠」という言葉について解説します。
「じゃっかん」と読むこの言葉ですが、普通「じゃっかん」といった場合は、さほど量は多くないことを意味する「若干」を想像するのではないでしょうか。
しかしながら、ここで紹介するのは「弱冠」です。
みなさんはこの「弱冠」という言葉を見聞きしたことがありますか?
もしかすると、初耳という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここではそんな「弱冠」という言葉について、意味や使い方・読み方を紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき整理・理解してみてください。
弱冠の意味とは
弱冠(読み方・じゃっかん)とは「男子の数え年二十歳のこと。転じて、年が若いことを指す」という意味の言葉となっています。
この言葉は、古代中国の制度で、男子の二十歳を「弱」といい、その時に元服して冠をかぶるところから生まれた言葉であると言われています。
現代の日本ではそういった制度がないので、弱冠といった場合は主に年が若いという意味で使われます。
男子の数え年二十歳のこと。ということで、男子のみに使われていた言葉ですが、今では男女関係なく使われているようです。
この言葉以外にも、男子のみに使う言葉、女子のみに使う言葉は沢山ありますが、ジェンダーフリーが盛んな現代、またこれからの時代で自然と消えていくものなのかもしれませんね。
弱冠の使い方・例文
- 弱冠19歳で世界一のタイトルを取った。
- 弱冠21歳にして、すでに長老のような雰囲気を醸し出している。